追記:舘岡さんは2021年5月25日(火)をもってレゴ(R)ランド・ディスカバリー・センター東京のマスター・モデル・ビルダーを卒業。これまでお疲れさまでした、そしてありがとうございました。これからも舘岡さんの更なる飛躍を楽しみにしています!
マスター・モデル・ビルダー たておか ふみあき卒業のお知らせ
【本人コメント】
短い期間でしたが沢山のレゴ(R)を作り沢山の子供たちと触れ合い、貴重な経験をしました。応援して下さった皆様のことは忘れません。本当にありがとうございました!本人動画コメントはこちら
➡️https://t.co/onqEvgq4mJ pic.twitter.com/1xhfx7Cq2C— レゴ(R)ランド・ディスカバリー・センター東京【公式】 (@LEGOLANDTokyo) May 25, 2021
舘岡さんにインタビューしてきた!
2020年11月、レゴ(R)ランド・ディスカバリー・センター東京のマスター・モデル・ビルダー『舘岡文彬(たておかふみあき)』さんに独占インタビューをさせていただいた。
テクニックや考え方などレゴ(R)に対する達人の熱い思いを聞いて今後のレゴ(R)創作活動にぜひ役立ててほしい!
それではインタビュースタート!
マスター・モデル・ビルダーとはどのようなお仕事でしょうか?
マスター・モデル・ビルダーは世界で24か所のレゴ(R)ランド・ディスカバリー・センターに一人ずついるプロのレゴ(R)職人です。日本には東京の私と大阪のかんなさん(@handai05nkym)の二名います。
レゴ(R)ランド・ディスカバリー・センターに展示する作品の制作や、ワークショップ作品の考案、レゴ(R)ブロックに関わる全般を監督しています。
マスター・モデル・ビルダーを目指そうと思ったきっかけは?
マスター・モデル・ビルダーになる前は趣味でレゴ(R)の展示会に出たり仲間内でワークショップをやっていました。
そのつながりでマスター・モデル・ビルダーのコンテストを受けてみてはどうかと知人に勧められました。
ずっとレゴ(R)ブロックが好きだったので得意なことを仕事にできたら嬉しいと思いコンテストに出場した結果、優勝してマスター・モデル・ビルダーになることができました。
💡コンテストは初代マスター・モデル・ビルダー大澤よしひろさん(@0_SAWA4416)退任に伴い2018年7月8日に開催された。舘岡さんはそのコンテストで優勝。
レゴ(R)にはまったきっかけは?
ちょうどレゴ(R)スター・ウォーズが始まった時の誕生日にプレゼントでもらったのが初めてのレゴ(R)ブロックでアナキンのポッドレーサーでした。
その後バイオニクルのDVDシリーズを見たのがさらにレゴ(R)にはまるきっかけになりました。それが小学校高学年ぐらいでそれからずっとレゴ(R)をやっています。
💡レゴ(R)スター・ウォーズは1999年に販売が開始され、舘岡さんがもらった7131アナキンのポッドレーサーも同年発売。
どうやってレゴ(R)の腕を磨いた?
まずは自分がもっているパーツで満足できる作品を作ることです。
使いたいけど持っていないパーツを買うのではなく、手持ちのパーツでうまい作品を作ることを心掛けていました。それでどんどん工夫を重ねていくことで腕を磨きました。
子供のころからネットで上手な人の作品を色々見ることができたので大人のビルダーの作品を色々見ました。それからレゴ(R)好きが集まる展示会を見に行って刺激を受けて作品作りの参考にしました。
お気に入りのパーツや組み方、こだわりはある?
最近だとブラケットパーツが好きですね。折れ曲がってるパーツでロボットや動物などいろいろな用途に使えます。
折れ曲がった部分は0.5プレート分だと思うのですが、厚さをしっかり考えてぴったりはまった時が気持ちいい瞬間です。
ワークショップ作品考案時に心掛けていることは?
ワークショップを受ける子供は年齢が様々なのですが、どの年齢の子供でも楽しめて時間内に作れるという点を意識しています。
ある程度難しい組み方を使っても良いですが、はめにくくないか、もしくはパーツを多く使いすぎないということには気を使っています。
簡単すぎると年齢が高い子供は満足できないので、どこかに特殊な組み方や勉強になるようなポイントを入れると10歳ぐらいの子供でも楽しめます。
例えばポッチとポッチの間にプレートを挟むというようなキットを組むだけではあまり経験することのない組み方や、普段説明書を見ながらなんとなくやってる組み方についてもしっかり説明したうえで組んでみるなどです。
そうすると10歳ぐらいの子供も満足できるし、4~5歳の子供も親に手伝ってもらいながら完成できます。ワークショップではそういった作品を作るように心がけています。
舘岡さんのワークショップについてはこちらの記事参照
なんとレゴ(R)ランド・ディスカバリー・センター東京(LDC東京)のマスター・モデル・ビルダー『舘岡文彬(たておかふみあき)』さんのワークショップを独り占めしてしまった!ビルド力を向上したい!僕は子供の頃、親[…]
作品を作る前は事前にスケッチしますか?
スケッチはほとんどしないですね。作りたい物の画像を見て必要ならばLDDやstudioで設計する場合もあります。
💡LDDはLEGOグループのレゴ(R)モデルデザインソフト。StudioはLEGOグループブリックリンクのモデリングソフト。どちらも無料。
大型作品のヴィクトリアの滝ではなんとなく全体図を絵に描きましたが、自分は絵が得意ではないのでスケッチは原則しません。
ヴィクトリアの滝を作った時はネットで利用できる360度カメラの3D映像をとにかく見て徹底的に研究しました。ちなみに現地を訪問したことはありません(笑)
マスター・モデル・ビルダーたておかふみあきが、約5万ピースのレゴ(R)®︎ブロックで作った「ヴィクトリアの滝」✨
渋谷パルコで開催中の「PIECE OF PEACE レゴ(R)®ブロックで作った世界遺産展 PART-4」にて展示中です😆https://www.pofp.jp/exhibition/exhibition_tokyo/
Legoland Discovery Center Tokyo(レゴ(R)ランド・ディスカバリー・センター/東京)さんの投稿 2020年2月25日火曜日
💡ヴィクトリアの滝はアフリカ大陸のジンバブエとザンビア国境に位置する巨大な滝で落差と幅は世界最大規模。
オリジナル作品を作る人へのアドバイスをお願いします
オリジナル作品は、まずは家にあるパーツで作れるものを考えて作ることが大事だと思います。
色んな人が色んなパーツを使って作った作品を見ていると、自分も持っていないパーツを欲しくなってしまいます。
ですが、まずはめちゃくちゃな色でも形でも良いので手持ちのパーツだけで作品を作り、工夫を重ねていくことが大切です。
私も他の人の作品をマネしながらうまくなっていきましたが、マネしつつも自分だけの特色ある作品を作りあげていくことが大事だと思います。
今後どういう作品を作りたい?
今はコロナウィルスの影響で世の中が大変な時期なので、頑張っている方々にありがとうのメッセージを送れるような作品、子供たちに元気になってもらえるような作品を作りたいですね。
具体的な内容はお話しできませんが今計画している作品もあり、完成後はLDC東京のミニランドでの展示も考えています。
作品の情報はLDC東京の公式ホームページや公式ツイッターでお知らせすることになりますのでぜひチェックしてください!
以上舘岡さんのインタビューでした!お忙しい中本当にありがとうございました!
メディア出演も増加中
舘岡さんは現在テレビやラジオなどメディアへの出演機会が増えている。
レゴ(R)創作活動に役立つ話をもっとたくさん聞きたい人は、レゴ(R)ランド・ディスカバリー・センター東京の公式SNSやホームページで出演情報をチェックしよう!
レゴ(R)ランド・ディスカバリー・センター東京情報
舘岡さんワークショップ編はこちら
なんとレゴ(R)ランド・ディスカバリー・センター東京(LDC東京)のマスター・モデル・ビルダー『舘岡文彬(たておかふみあき)』さんのワークショップを独り占めしてしまった!ビルド力を向上したい!僕は子供の頃、親[…]
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