チキ・チキ・バン・バン
1万サポート獲得で2021年第1回LEGOアイデア製品化検討レビューに進出確定。CHITTY FLIES AGAIN!：LEGO IDEAS公式(英語)
1960年代のファミリーミュージカル映画「チキ・チキ・バン・バン」に出てくる映画タイトルと同名の自動車。
この作者は2020年第1回レビューでもこの車のデザインで1万票を獲得しているのだが、ヘッドライト、ハンドル、シートなど前作よりも細部デザインに磨きをかけた。こんなにピカピカのメタリックパーツ本当にあるっけ？
©LEGO Group
シートの質感が良い。
©LEGO Group
バスケットも取り付け。
©LEGO Group
作中の歌と車
チキ・チキ・バン・バンは映画もさることながら作中の歌が有名である。聴くと楽しくなるし歌いたくなる。
歌のシーン
この車はカラフルな羽根を飛び出させて空を飛ぶのだがそのシーンがこちら。動作がゆっくりで危機感なさすぎ！
飛ぶシーン
チキ・チキ・バン・バンてなんなの？
映画の原作であるチキ・チキ・バン・バンはジェイムズ・ボンドシリーズで有名なイアン・フレミングの小説。
児童小説なのでこの言葉はエンジン音などを表しており、言葉自体にあまり意味はないとされている。
元々は軍隊用語？
日本語だとチキ・チキ・バン・バンだが英語ではChitty Chitty Bang Bangと書く。日本語タイトルは日本人が覚えやすいように変更されたのだと思う。
チキ・チキ・バン・バンには本来なにかしら意味があるのではないかと思い調べたところ、元々は軍隊用語であまり良くない意味のスラングだったという説もある。
ChittyはShittyを言い換えているようにも見えるしBangは銃を撃つ音にも思える。書くのを控えるがそれ以外にも特定の意味を持つ言葉として軍隊で使われていたようだ。
実際に作者のイアン・フレミングには諜報員として第二次世界大戦に参加していた経験がある。
製品化可能性は？
作者のNorders氏はチキ・チキ・バン・バン中心にデザインを公開。
3度目のチキ・チキ・バン・バン
同氏のチキ・チキ・バン・バンデザインは今回が3作目。前回の2作目と今回の3作目が1万サポート獲得して製品化レビュー進出。
今回も審査合格は厳しそう
前作に比べ細部にこだわりデザインに磨きをかけたとは言え審査合格は厳しいと思う。一度不合格になったデザインに改良を加えて再エントリーで合格した例はおそらくない。
あくまでも僕の推測だが、製品化審査に合格するかどうかのポイントはデザインの完成度よりも製品化する価値があるかどうかが重視されるのだと思う。
売れるかどうか、題材やデザインのユニークさ話題性、レゴ(R)製品に相応しいかどうかなどを総合的に判断して合否を決定するのだろう。
その辺をクリアできればデザインそのものはレゴ(R)のデザイナーがブラッシュアップすることができる。
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