レゴ(R)ブロックファンの作品を製品化するプロジェクト「レゴ(R)アイデア」のレビュー(審査)へ「西部開拓時代の鍛冶屋」が進出決定。審査に合格すると2025年から2026年にレゴ(R)アイデアの新作として発売される。
西部開拓時代の鍛冶屋
1万サポート獲得で2024年第2回LEGOアイデア製品化レビューに進出確定。BLACKSMITH – WILD WEST:LEGO IDEAS公式
西部開拓時代の鍛冶屋の作品。砂地の上に鍛冶屋の建物が建っている。建物には大きな「BLACKSMITH」の大きな看板。
裏には鍛冶屋の作業場から伸びた石造りの煙突とサボテンがある。
建物を上から見たところ。
店の前ではコップやフライパン、鍋など、鍛冶屋で作った金物を販売中。
建物の中は左側が居住スペースで右側が鍛冶場。鍛冶場には鍛冶道具が所せましと置かれ、建物裏側の煙突は炉につながっている。
製品化される可能性はどのぐらい?
作者のllucky氏は今回が2度目のレビュー進出。前回も西部開拓時代がテーマの作品だった。
西部開拓時代は特定の人々にとっては冒険心に満ちたエキサイティングな時代かもしれないが、ネイティブ・アメリカンにとっては悲劇の時代であり、たくさん作られた西部劇映画でも史実と異なり、彼らは悪役として繰り返し描かれてきた。それらの映画は現代の基準で考えれば総じてクソ映画と言っても良いだろう。
西部開拓時代は現代においてはセンシティブな時代であるため、レゴ(R)ブロックでもおそらく20年以上製品化されていされてない。
先日ブリックリンク・デザイナー・プログラムのクラウドファンディングに出品され、スタッズ編集部でも購入した「雑貨屋」は、レゴ(R)アイデアのコンペで公開されていた時は西部開拓時代の雑貨屋だったが、ブリックリンク・デザイナー・プログラムでは現代の田舎の雑貨屋という設定に変わっていた。
アメリカのスポーツでは近年、NFLのワシントン・コマンダースやMLBのクリーブランド・ガーディアンズが元々使用していた先住民差別を連想させるチーム名を変更している。
さらに鍛冶屋は、中世の鍛冶屋がレゴ(R)アイデアで製品化された実績がある点も審査には不利だろう。
このような理由から本作が審査に通過する可能性はほぼゼロだと言える。西部開拓時代はむしろエントリー禁止カテゴリーに指定されてもおかしくないのである。
そして今後も西部開拓時代がテーマの作品は、レゴ(R)アイデアで採用されることもレゴ(R)アイデア以外のテーマから発売されることも一切ないだろう。
2024年第2回レビュー進出作品まとめページ
2024年第2回レビューに進出した作品は審査に通過すると、2025年~2026年のレゴ(R)アイデア新商品として発売される予定。
当ページで紹介したデザイン案以外も含めたレビュー進出デザインをまとめてチェック!
2024/9/4追記:候補作品発表レゴ(R)アイデア公式ブログで2024年第2回レビューのエントリー締め切りが発表された。詳しい状況はこちらを参照。[sitecard url=https://stds.jp/lego-ide[…]
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レゴ(R)アイデアとはファンのデザインを製品化する企画である!レゴ(R)アイデア公式サイト(英語)で世界中のレゴ(R)ファンから製品化したいオリジナルデザインを随時募集中。他のユーザーからの支持票が1万を超えるとレゴ(R[…]
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