水の都ヴェネツィア
1万サポート獲得で2023年第2回LEGOアイデア製品化レビューに進出確定。VENICE：LEGO IDEAS公式(英語)
イタリアの観光名所「水の都ヴェネチア」の街並み。
ヨーロッパ風の赤瓦の建物や、ヴェネツィアの代名詞である運河とゴンドラを再現。パーツ数は2993。
上から見ると運河の様子がよくわかる。屋根はヨーロッパでよく見られる赤瓦。シリンダーパーツが斜めに並べられている。
ヨーロッパにはなぜ赤い瓦が多い？
この赤瓦は地中海沿岸の建物で特に多く使われている。
ネットで調べた限りだと赤い屋根は現地の材料で作った素焼き(テラコッタ)の瓦で、透水性があり雨の少ない地域に向いているらしい。
image source:pixabay
昔はヴェネツィア共和国だった
ウィキペディアによるとヴェネツィアは、5世紀のゲルマン人によるイタリア侵攻から逃れた北イタリア住民が湿地帯に避難して高床式の建物で町を作ったのが始まり。
地中海周辺の歴史本を読むとヴェネツィア共和国と海賊の話がやたら出てくるので、その点でも印象的な都市。ヴェネツィア共和国は最終的にはナポレオンに降伏し消滅。
北のヴェニス
スタッズではヴェネツィアには行ったことがないが北のヴェニスと呼ばれるベルギーの「ブルッへ(仏:ブルージュ)」に以前訪れたことがある。
ブルッヘも美しい街だったがヴェネツィアに比べると運河感はかなり少ないように思える。
訪問したのは11月だったが、天候が悪く恐ろしく寒かったため風邪をひいてしまった。
image source:stds.jp
建物の前でチェロを弾く音楽家。ヴェネツィアには本格的な歩道がないのでこの人はこの家の住人なのだと思う。
建物内には部屋も配置。音楽家はやはりこの家の住人のようだ。真ん中の建物のテーブルもおしゃれ。
製品化可能性は？
デザイナーのLEGOverwatch氏はプロフィールによると若干16歳ながら今回が7度目のレビュー進出となる実力者。建物作品多めに公開中。
別の作品がブリリンで販売実績あり
水の都ヴェネツィアがテーマの作品は2020年第3回レビューにも別のデザイナーの作品が進出している。
その時の作者は製品化された海賊島の作者でもあり、レゴ(R)アイデアレビュー最多進出回数を誇るBricky_Brick氏だったが結果は不合格。
しかしBricky_Brick氏のヴェネツィアはその後ブリックリンク・デザイナー・プログラムのクラファンで発売された。下の画像がそのセットだが、話題の作品だったので日本からも購入した人は多いのではないだろうか。
ブリリンで発売されたヴェネツィア
合格する可能性はどのぐらい？
ヴェネツィア関連作品はこのような経緯があり、さらにローカルネタが審査に通過することはほぼないため、本作も合格する可能性は極めて低いだろう。
ヴェネツィア 美の都の一千年 (岩波新書)
宮下 規久朗 (著)
「アドリア海の女王」と呼ばれた都市国家
水の都ヴェネツィアは，たぐい稀な「美の都」でもある．千年以上にわたり独立を保ち「アドリア海の女王」と呼ばれた都市国家は，ティツィアーノらの天才画家を生み，ヨーロッパ中から一流芸術家が集まった．町のあちこちに息づき，いまも新しさを加えている建築や美術を切り口に，ヴェネツィアの歴史と魅力を存分に紹介する．(カラー写真多数)
2023年第2回レビュー進出作品まとめページ
当ページで紹介したデザイン案以外も含めたレビュー進出デザインをまとめてチェック！
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レゴ(R)アイデアとはファンのデザインを製品化する企画である！レゴ(R)アイデア公式サイト(英語)で世界中のレゴ(R)ファンから製品化したいオリジナルデザインを随時募集中。他のユーザーからの支持票が1万を超えるとレゴ(R[…]
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