ジェイソン・ステイサムがレゴ(R)ブロックで製品化される日は来るだろうか。
スタッズではパーツを集めて編集長激推し俳優「ジェイソン・ステイサム」のミニフィギュアを作って、(もちろん非公式だが)記事、X、インスタなどに登場してもらっている。
ジェイソン・ステイサムとは
ジェイソン・ステイサムは大人気アクション俳優である。
ジェイソン・ステイサムは1967年7月26日生まれのイギリス人俳優で、数多くの作品に主演・出演してきたアクション界の大スター。主演作には『ビーキーパー』『トランスポーター』『アドレナリン』『メカニック』などがあり、いずれもシリーズ化されるほどの人気を博している。準主演では『エクスペンダブルズ』や『ワイルド・スピード』シリーズが代表的だ。
特に『エクスペンダブルズ』では、シルベスター・スタローンと並ぶ中心的なポジションを担い、2023年公開の『エクスペンダブルズ ニュー・ブラッド』ではついに単独主演を務めた。
アクション俳優は数多く存在するが、ステイサムは一匹狼的なクールさと寡黙な強さを兼ね備えた役柄が多く、その独特の存在感に惹かれる声は多い。2002年の『トランスポーター』で見せたストイックなキャラクターは、彼のイメージを決定づける代表作となっている。
ステイサムにしか見えない顔パーツ
実際のジェイソン・ステイサムは険しい表情と無精ひげが印象的だが、ブリックリンクでミニフィギュアのパーツを眺めていると、このような顔パーツを発見した。
ジェイソン・ステイサムにしか見えない!
この顔(3626pb0894)は主にレゴ(R)シティの泥棒に使われているパーツだが、これまであまり気にしたことがなかった。
しかしブリックリンクで見かけた時はジェイソン・ステイサムにしか見えず、残りのパーツも揃えてミニフィギュアを作りたいと思った。
2013年発売 60006 ポリスバギー
ジェイソン・ステイサムがモデル?
ブリックリンクによれば、この顔パーツが初めてレゴ(R)セットに登場したのは2013年。
この時点で『エクスペンダブルズ』は第2作まで公開済みで、『トランスポーター』『メカニック』『アドレナリン』といった代表作もすでにシリーズ化されていた。ステイサムはすでにアクションスターとして確固たる地位を築いており、その顔は映画ファンに広く知られていた。
そんな中で登場したこのパーツには、鋭い目元に整ったヒゲ、そしてどこか冷静さと危険な雰囲気を併せ持つ表情がプリントされている。そのデザインに、ステイサムの面影を感じたのは偶然ではないのかもしれない。
もちろん憶測にすぎないが、この顔パーツを手がけたデザイナーもステイサムのファンだったのではないだろうか。そう思わせるだけの「雰囲気」が、そこには確かにある。
ステイサムらしいパーツを集める
ジェイソン・ステイサムのようなミニフィギュアを作ってみたい――そう思い立ち、レゴ(R)のパーツを集め始めた。
目指すのは、都会の裏社会で生きる孤独なアサシンといった雰囲気。ニューヨークやロンドンの片隅にいそうな、ストイックでクールな佇まいを再現したいと考えた。
顔パーツは決まったが、問題はトルソー(胴体)とレッグ(脚部)パーツ。どの組み合わせなら、あの“裏社会感”を演出できるのか。
まずトルソーについては、黒いスーツが最有力候補。スタイリッシュでミステリアスな印象を与えるには、やはりこの定番が外せない。比較的入手しやすいのは、黒いジャケットに白いシャツ、黒いネクタイが描かれたトルソーだが、ややホテルスタッフや鉄道員風にも見えてしまい、裏社会の香りにはやや欠ける。
もっと適したパーツがあるのではないか――そう考えながら、理想の“ステイサム像”を求めてパーツ探しは続く。
白いネクタイと黒いシャツのトルソーを発見。これはかっこいい!
ブリックリンク情報によると、これは2009年に発売された映画『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』がテーマの『7682 上海チェイス(Shanghai Chase)』のみに付属しているトルソー。ブリリンでの品番は973pb0532c01。
映画の同じシーンを見ると、インディに毒を飲ませたギャングの子分がこのトルソーと同じ黒シャツ白ネクタイの服を着ているのが確認できる。
img:ディズニープラス
インディ・ジョーンズはルーカスフィルム制作の映画だが、この時インディが毒を飲まされた店の名前は『クラブ オビ=ワン』である。
ジェイソン・ステイサム完成
足には無地の黒いパーツを採用して全パーツを組み合わせて完成したジェイソン・ステイサムがこちら。裏社会で活躍していそうでかっこいい!
この顔は見れば見るほどジェイソン・ステイサムにしか見えない。
アクションがとてもサマになる!
レビューに登場
スタッズのレゴ(R)セットレビューでは、そのセットがアクション映画に登場した場合にどうなるかを考えシーンを盛り込むことがある。ジェイソン・ステイサムのミニフィギュアにはそのアクションシーンで活躍してもらっている。
ジェイソン・ステイサムはレゴ(R)ブロック化される?
ジェイソン・ステイサムはこれまで、レゴ(R)セットと親和性の高い作品にはあまり出演してこなかったため、純正のミニフィギュア化は実現していない。
しかし、彼も出演する人気シリーズ『ワイルド・スピード』が、近年レゴ(R)スピードチャンピオンズやレゴ(R)テクニックで積極採用されているのは興味深い動きだ。
ただし『ワイルド・スピード』におけるステイサムの役割は、自動車部隊の一員ではない。シリーズのテーマがカーアクションである一方、ステイサムは主人公ヴィン・ディーゼル率いるチームのドライバーではなく、運転シーンは基本的に描かれていない。
また、ステイサムとドウェイン・ジョンソンが共演したスピンオフ作品でも、彼は車を運転するキャラクターだったものの、敵対する特殊能力者との戦いが物語の中心であり、カーアクションが主役というわけではなかった。
一方で、ステイサム自身は多くの作品でドライバー役を務めてきた。彼の出世作である『トランスポーター』シリーズ(2002~2008年)では、高級車を駆使する凄腕の運び屋を演じ、その存在感を確立している。
また、2003年公開の『ミニミニ大作戦(The Italian Job)』では、主人公グループの腕利きドライバーを演じている。邦題からは軽い印象を受けるかもしれないが、内容は真剣なアクション映画であり、まだ未見の方にはぜひおすすめしたい一作だ。
【映画】ミニミニ大作戦 (字幕版)
ステイサム他スター俳優多数出演
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ステイサムのミニフィギュア化は『ワイルド・スピード』次第?
ジェイソン・ステイサムはこれまで数多くの作品で車を自在に操る役柄を演じており、今後『ワイルド・スピード』シリーズでドライバーとしての活躍が期待されている。
もしステイサムがシリーズ内で運転役を担うことになれば、その人気と相まって、レゴ(R)スピードチャンピオンズのラインナップに真っ先に加わる可能性も高いだろう。
『トランスポーター』の黒いアウディというイメージが強いが、『ワイルド・スピード』の世界観なら、日本車を運転するステイサムの姿も見られるかもしれない。
ディズニーとステイサム
ディズニー映画はレゴ(R)ブロック製品化の確率が非常に高いが、ジェイソン・ステイサムはこれまでディズニー関連作品に出演した実績がほとんどない。唯一確認できるのは、2011年公開のアニメーション映画『ノミオとジュリエット』での声の出演のみ。ただしこの作品は日本では劇場未公開で、大きな話題にはならなかった。
一方、もう1人スタッズが推すアクション俳優のシルベスター・スタローンは、2017年公開のマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』でラヴェジャーズのリーダー、スタカー・オゴルド役として出演。さらに2023年公開の続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』にも登場している。ただしどちらの作品でも出番は限られており、レゴ(R)セットでミニフィギュア化されるには至らなかった。
BOOOM!
Sylvester Stallone reveló su look como Stakar Ogord en 'GUARDIANS OF THE GALAXY VOYL. 3' en su Instagram pic.twitter.com/8CvnWGwVA7
— MarvelFlix (@MarvelFlix) November 15, 2021
スタローンがマーベル作品に出演している以上、ステイサムがマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に加わる可能性もゼロではない。シリアスからコミカルまで幅広く演じられるステイサムなら、マーベルの世界観にも自然に溶け込めるだろう。今後の展開に期待したい。
やはりワイスピに期待
2023年に公開された『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(原題:Fast X)』では、ジェイソン・ステイサムの出演は限られていたが、2026年の続編公開予定が既に発表されている。
次回作でステイサムがドライバーとしてより重要な役割を担う展開があれば、その存在感からレゴ(R)スピードチャンピオンズでのミニフィギュア化が現実味を帯びてくるだろう。
特に日本車を巧みに操る姿が描かれれば、個人的には非常に魅力的なシーンとなり、ミニフィギュア化への期待も一層高まる。
レゴ(LEGO) スピードチャンピオン ワイルド・スピード 1970 ダッジ・チャージャー R/T 76912
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