75200 レゴ(R) アク＝トゥー・アイランド・トレーニング（スターウォーズ）

75200 Ahch-To Island Training

エピソード7／フォースの覚醒ではルークは最後にちょっと出てきただけだった。しかしエピソード8／最後のジェダイでは極めて重要なキャラだった。

スターウォーズとレゴ(R)両方のファンにとってもこのセットは待ちに待った新三部作のルークがレゴ(R)で登場した記念すべきセットである。岩だらけのアク＝トゥーの環境もよく再現されている。

ミニフィグの目玉は新三部作仕様のルーク・スカイウォーカーである。タン（ベージュ）の筋が入った白のジェダイローブ着用。ダークタンのマントは他のキャラのマントよりも若干幅広。機械の手を再現したグレーの手も芸が細かい。胴体と足の印刷もローブの柔らかい感じが良く出てる。

ルークの新しい髪ピースはこのミニフィグのために導入された。髪の毛表面の質感がよく出ていて映画の中のルークに限りなく近い。髪色は本物は白髪混じりだがこの色の方が若々しくて良い。

顔は両面印刷で落ち着き顔と怒り顔。ヒゲは髪の毛と違ってちゃんと白髪交じりが再現されている。武器は棒と望遠鏡パーツでできた杖。

レイは映画の通りダークタンのベスト着用。髪ピースはおなじみのだんごが三つ。顔は笑顔としかめ面の両面印刷。

胴体は袖とシャツがグレーで足にも印刷がある。ちょっと地味。映画では肩を出してたと思うがミニフィグではそこまで再現されていない。ライトセーバーと杖を装備。

ポーグは鳥系生物のい新キャラで予告編段階で注目されていたが物語本筋に関わる役割ではなかった。癒しキャラ。UCSミレニアムファルコンにも入っている。特徴を捉えたデザインで頭はBB-8と同じパーツ。

ルークがジェダイテンプルを見つけて住み着いたアクトゥアイランド。暮らしている小屋は石で作った単純な建物。レゴ(R)でも石っぽさがうまいこと再現されている。濃淡の異なるグレーとダークタンの組み合わせが自然の素材っぽくて良い。ステッカーも良い。

外には小屋以外に二つのエリアがあってテクニックピンで小屋につなげられる。取り外しも簡単で位置を変えることも可能。個人的には箱の絵の通りがいいと思う。

濃淡の異なるグレーパーツと緑の板パーツで岩と草の多いアクトゥの地形も再現されている。小さい焚き火はユニーク。

トレーニングエリアもある。濃いグレーの大岩の横の回転台にセーバーを持ったレイのミニフィグを置く。そしてレイを回して岩を叩くと岩が簡単に転げ落ちる。岩を開けると透明青のクリスタルが入っているがこれは映画には出てこなかった。レゴ(R)独自のアイディアなのか次の映画で出てくるのかはわからない。

印象的なルークの石の小屋は種類のグレーのスロープパーツを組み合わせてできている。MOC（独自作品）っぽいデザイン。石の素材感がよく出ている。グレーの牙パーツはこのセットからの新色だと思う。

小屋の扉はぼろぼろの布でレールから吊り下げられカーテン状になっている。映画の小屋にはちゃんとしたドアがあったはず。カーテン扉も雰囲気はいいのでどちらが良かったかは判断がつかない。

ルークの小屋にはシンプルだが内装もある。テーブル、ベッド、調理道具などでヨーダの小屋に似ている。

屋根は少ないスタッドで取り付けられているので簡単に外せて遊びやすい。映画に基づいたちょっとした仕掛けもある。テクニックレバーを押すと壁の一部が吹き飛ぶのだ。

映画に出てきた過酷な環境をうまく再現していると思う。そしてなんといっても老ルークのミニフィグが貴重品。レイとポーグはそこそこだが。

セット名にトレーニングと入っているが映画の中ではレイが勝手に自主トレしてるだけだったように思える。あとルークの老いっぷりがちょっと悲しかった。ヒゲ面だし声低いし。

アクトゥ島のセットは多分もう出ないだろうからそういう意味ではひとつもっておきたい。老ルークのために買ってもいいセットである。子供が楽しめるセットではないかもしれないというのが正直な感想。

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