70642 Killow vs. Samurai X
偽りの仮面（オレンジのONIの仮面）をめぐる攻防。パワードスーツとバイクが入ったお得なセット。
ミニフィグとアクセサリー
稲妻系青忍者のジェイは頭から足まで青い忍者服に所々グレーや黒で素材感のある印刷。武器は刀と鎖付きの牙。背中には刀をしまう鞘パーツ。
サムライXの正体はピクサル（P.I.X.A.L.）というロボット。鎧が大きくて重そうだが派手でニンジャゴーらしいデザインだと言える。印刷は複雑でつま先まで続いている。白のアゴガードは取れやすく角は前後によく動く。背面の印刷も細かく兜も後ろから見てもしっかりしている。顔は両面印刷でどちらもロボット的でかっこいい。戦闘のための演算中の表情と笑顔。武器はゴールド刀二本。
ビッグフィグのキロウはこのセットの主役である。革ベストにドクロのひざ当て、偽りの仮面（オレンジのONIの仮面）、タトゥーと悪者要素を出来る限り詰め込んであり存在感がある。ただしマスクを取ると頭は普通ミニフィグサイズで、体の大きさに対してあまりにも小さくかわいげがある。武器は敵をなぎ倒す棍棒。
背中にはパーツをつけるための穴があって組み立て式ジェットパックを装着する。ジェットパックはスタッドシューター二門装備。
片面の旗はがっかりパーツ。背負ってる旗は片面はつるつるでステッカーを貼れるが、裏面はアンチスタッド（スタッドがはめられる面）なので片側から見ると見た目が悪い。この問題は70639スネーク・ジャガーのバイクバトルでも同じだった。このパーツを今後も両面の旗として使うなら、今のままでは完成度が下がるから両面つるつる版を作った方がいいと思う。
サムライメカ
サムライメカはサムライXミニフィグに合ったゴールドと紺と白の組み合わせのパワードスーツ。ひざの関節は曲がらず若干後ろに倒れやすい。
サムライメカの操縦者であるサムライXのミニフィグを胴体に乗せるが、胸部分がヒンジオープンするので乗せるのは簡単。ミニフィグは中に立たせる。
武器は右腕の回転ディスクと大砲。大砲は実際に弾を飛ばすことはできない。左腕にはスタッドシューター。左腕には指がついているがこれは後でちゃんと役に立つ。
背面には刀ホルダーと刃付きの翼がついている。この翼は簡単に外れる仕組みなのだがはずす意味ある？と思うかもしれないが、この翼部分はまるごと手持ちの武器になるのである。左手の指もそのためにある。この武器を持つとサムライメカは完全武装状態になりキロウと互角以上に渡り合えるのだ。
ONIチョッパー（キロウのバイク）
いろんな種類のパーツが使われていて組み立ても楽しい。長さは30cm以上と想像より大きく迫力のある車体である。キロウは運転席に立たせて乗せるがハンドルはちょうど良い高さにくる。このハンドルはペイントローラーパーツである。前輪の丸ノコの刃は悪魔的な見た目で恐ろしい雰囲気がよく出ている。横の黒い刃は大きく開いて飛び出す仕掛け。
車体にスケボーが二つくっついているがこれはキロウの両足にひとつずつ履かせて機動力を増すことができる。背中のジェットパックを使い猛スピードで前に進むのだ。武器は棍棒だが使わない時はバイクの前を開けて中にしまっておける。
感想まとめ
敵味方両方の乗り物が入っていてお得で遊べるセット。翼パーツが武器になる仕組みもおもしろい。個人的にはONIの仮面を被ったキロウが迫力あって一番好き。キロウは体が大きいのに頭がミニフィグサイズな点もかわいい。
70641ロイドのナイトクローラーはお上品な車だったが、このキロウのバイクは古き良きニンジャゴーが帰ってきたと思わせる派手なデザイン。昔のニンジャゴーってこういう感じだったなと思った。