10243 レゴ(R) パリのレストラン（クリエイター）

10243 Parisian Restaurant

パリのレストランがテーマ。外壁には他ではあまり見ないオリーブグリーンのブロックが使われている。

ミニフィグとアクセサリー

ミニフィグは男性、女性、ウェイター、コック、芸術家の五体が付属。顔の印刷はすべてクラシックスタイルのシンプルな笑顔。男性はプロポーズ用の指輪を持っている。芸術家はシャツの印刷がアジア風。

建物一階：レストラン

レストラン

レストランの客席は屋内席に四名と屋外席に三名が座れる。屋内席にはランプと紺の組み立て式カーテンがある。カーテンは生地が厚そうで高級感ある。壁際にはワインの棚。

屋外席は上に門扉パーツがついていてそこから照明が吊るされている。門扉パーツの使い方がおもしろい。

出入り口は赤いテントが歩道に突き出していて「Chez Albert」という店名看板がある。階段の前の植物は葉がとんがってるから多分アロエ。白の装飾柱もきれいで建物の角のグレー部分は石っぽさがよく出ていて美しい。

キッチン

キッチンはアイテムが豊富という印象。引き出し、流し台、皿、ワイングラス、麺棒、包丁、鍋、フライパン、オーブン、コンロ、パイ、カップケーキ、七面鳥の丸焼きなど。冷蔵庫には牛乳パックとチーズが入っている。

建物裏側

この作品は建物の裏側もデザインがわりと細かく一階の裏手には大きな業務用ゴミ箱と普通のゴミ箱がある。壁には蔦（つた）が這っているという芸の細かさ。裏にはキッチンのドアを通って行ける。

二階：踊り場テラスとアパート

一階からの階段の踊り場テラスが客席になっていて、テーブル二つとイス四つにワイン用の小さいテーブルがある。電灯から吊るされている植木鉢はかわいいデザインだが若干取れやすい。

アパートには折りたたみベッド、コーヒーテーブル、スツール、ソファ、暖炉、キッチンなど。部屋の両側にドアがあって小さなバルコニーと階段の踊り場に通じている。

三階と屋上：アトリエと屋根

三階は画家のアトリエでイーゼル、モンドリアン風絵画、絵の具のパレット、暖炉などがある。三階は外が壁ではなく屋根なので、ちゃんとした部屋というよりは屋根裏部屋である。屋根は大きく開くので中を触るのは楽。

正面側屋根の装飾に白い貝とクロワッサンパーツで彫刻が表現されているのがおもしろい。屋根に使う貝殻がうまく閉じない場合があるがその際はヒンジを切ってしまうしかない。

感想まとめ

四角い建物が多い他のモジュラービルディングシリーズに比べて外観のデザインにこだわったという印象。一階から三階をつなぐ外の階段は今までになかったデザインでとても良くできている。

紺色の屋根とレストラン入り口のワインレッドのタイルも珍しい。レストランの屋外テーブルはパリっぽい雰囲気。前パリに行ったことがあるが確かにこんな感じだったと思う。

パリのレストランはモジュラービルディングシリーズの中でも建物の外観デザインに優れたセットなので飾るのに良いと思う（内装もトップレベルの細かさ）。レビューを書き直している2018年6月時点でも比較的妥当な価格で購入可能なので値上がり前の入手をおすすめする。