2020年9月のプレスリリースで、レゴ(R)は2025年までのビニール袋全廃を目指し3年間で最大4億ドル(約420億円)を投資すると発表。参考記事
レゴ(R)のビニール袋
レゴ(R)で使われているビニール袋というのは主に小型ポリバッグ製品と箱製品の中の小分け用ビニール袋。
2020年9月のプレスリリースで配信された写真には子供が紙袋入りのレゴ(R)で遊んでいる姿が写っている。
©LEGO Group
レゴ(R)じゃないけど紙パッケージを見つけた
紙パッケージってもうあったの?
レゴ(R)ではないが、最近ふとネットを見ているとキットカットが紙パッケージを採用していることを知った。早速近所のスーパーで買ってみたが紙なので手で破くこともできる。
僕は甘い物はほとんど食べないので、これまでスーパーやコンビニでもまったく気づかなかったのだが、食品産業新聞の記事によると2019年9月出荷分からキットカットの外装は紙パッケージに切り替わっている。
現時点では外装のみで個別包装はビニールのまま。印刷はカラーレーザープリンターのような画質だが外装としてはまったく問題がないレベル。
紙パッケージは日本発
世界中で事業展開するネスレの主力商品キットカットの売り上げは日本がトップ。その日本のキットカットから紙パッケージ化に着手。
ネスレは凸版印刷と協力して「紙素材の選定」「パッケージデザインの印刷技術」「製袋するシール材」の開発に成功。年間約380トンのプラスチック削減を見込んでいる。
ネスレは海外でも紙パッケージ展開中
英語のネスレ公式サイトは2021年1月26日にスマーティーズというチョコレート菓子のパッケージをビニールから紙に切り替えると発表している。ネスレ公式発表(英語)
これも日本でキットカット用に開発された凸版印刷の製品ではないだろうか。
©Nestle
ネスレ以外ではUHA味覚糖も紙パッケージを採用しているが、凸版印刷製かどうかはわからなかった。
キットカットの紙パッケージが世間でどの程度認知されているのかわからないが、僕はまったく知らなかったので環境保護に役立つことをもっとアピールした方が良いのではないかと思う。
レゴ(R)はどうなる?
レゴ(R)がどのような紙パッケージを開発しているのかはわからないが、凸版印刷の製品を採用する可能性もあるし、そうでないとしても近いものが採用されるだろう。
強度もありそう
キットカットの袋を実際に触ってみたところ輸送に耐える強度は十分ありそう。レゴ(R)ブロックはチョコレートよりも固く角があるが、よほど雑に扱わなければポリバッグの代替品として採用しても問題ないように思える。
レゴ(R)箱製品の内袋も番号が正しく印刷されていれば透明である必要はないと思うので、紙袋で問題なさそう。
どうしても透明がよければ植物由来の透明なセルロースナノファイバー紙というのもあるらしい。強度やコスト、実用性についてはよくわからないが気になる人は各自でチェック。
レゴ(R)は自社製品での紙袋試験運用を2021年中に開始するとすでに発表しているので、これからは紙パッケージ採用製品がいつ発売されてもおかしくないだろう。
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