レゴ(R)アイコンシリーズに、伝説のスポーツカー「ACコブラ」を再現した新作セットが登場するのではないかと、SNS上で話題になっている。
製品番号は10357、発売日は7月1日との予想で、価格は169.99ドル、日本円では25,000円前後になるとみられる。ただし、現時点ではあくまでも非公式の予想であり、公式発表があるまで確定情報ではない。
注目されているのは、ACコブラ特有の丸みを帯びたボディラインが、レゴ(R)ブロックでどのように再現されるかという点だ。部品点数は1241ピース、対象年齢は18歳以上とされ、ディスプレイモデルとしての完成度が期待されている。
ACコブラは1960年代に登場した高性能スポーツカーで、イギリスのACカーズ社が製造したシャーシに、アメリカ・フォード製のV8エンジンを搭載したモデルである。この異色の組み合わせを主導したのが、伝説的なレーサーであり自動車開発者でもあるキャロル・シェルビーだ。
ACコブラが伝説のレーシングカーとされる理由の一つは、フェラーリとの激闘での活躍だ。特に、1960年代初頭のセブリング12時間耐久レースやル・マン24時間レースで、当時圧倒的な強さを誇っていたフェラーリを打ち破ったその功績は、今も自動車レース史に残る名勝負として語り継がれている。ACコブラは、その性能の高さと共に、レース界で大きな影響を与え、車好きやレースファンの間で伝説として語られるに至った。
キャロル・シェルビーは元レーシングドライバーで、健康上の理由により早期に引退した後、自動車設計に転向。フォードと提携し、ACコブラをはじめ、シェルビーGT350やGT500といった数々の高性能マシンを世に送り出した。彼の革新的なアプローチは、アメリカ車の性能向上に寄与し、シェルビー・アメリカン社の手がけた車両は今なおクラシックカーとして高い人気を誇っている。
シェルビー氏の戦いを描いたマット・デイモン主演映画『フォードvsフェラーリ』も要チェック。
レゴ(R)グループとシェルビー車の関係も過去に存在し、2022年にはレゴ(R)テクニックシリーズから「フォード マスタング シェルビー® GT500®(42138)」が発売されている。今回のACコブラが製品化されれば、シェルビー車としては2作目となる。
ACコブラにはいくつかの有名なバリエーションが存在するが、なかでも427モデルは最も象徴的とされる。大排気量エンジンを搭載し、ふくらみのあるフェンダーや、ボンネットのエアインテークといった迫力あるデザインが特徴だ。これらの要素が、レゴ(R)アイコンらしい緻密な造形でどう再現されるかが注目されている。
AC Cobra 427 By Reinhold Möller, CC BY-SA 4.0, Link
レゴ(R)アイコンの自動車シリーズは、近年「10353: Williams Racing FW14B & Nigel Mansell」や「10337: Lamborghini Countach 5000 Quattrovalvole」など、実在の名車をモチーフとしたセットを次々と投入しており、いずれも高い人気を誇る。ACコブラがこの流れに続く新たなモデルとして加われば、コレクターにとっても見逃せない製品になるだろう。
レゴ(R)LEGO(R) アイコン Lamborghini Countach 5000 Quattrovalvole 10337 
伝説のスーパーカー!
シザードアやトランク、リアフードが開閉し、精巧なコックピットと可動ステアリング、V型12気筒エンジン、深リム、大型テールライト、しゃれたリアスポイラーもリアルそのもの
レゴ(R)LEGO(R) アイコン Williams Racing FW14B & Nigel Mansell 10353
1992年のチャンピオンカー
Williams Racing FW14Bの組み立てに必要なパーツとナイジェル・マンセルのミニフィギュア、専用スタンド、表彰台、ヘルメット、優勝トロフィー
なお、今回の情報はあくまでも予想段階であり、正式なリリース情報が公開されるまでは確定とは言えない。新情報が出次第またお知らせしたい。
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