2013年新シリーズ「レジェンド・オブ・チーマ」では知性を持った動物種族間の争いを描いている。
ストーリー概要
lego.comに記載されている英語のストーリー設定をおおざっぱに要約すると以下のような感じ。
自然豊かな地上の楽園チーマ王国に高度な文明を持つ8種類の動物種族が暮らしている。ライオン、クロコダイル、イーグル、狼、ゴリラ、カラス、サイ、クマの8種族である。あらゆる力の源である天然鉱物資源「チー」を最初に手に入れたライオン族はチマの支配者として君臨してきた。
生命、乗り物、機械などのあらゆるモノのエネルギーの源であるチーはライオン族により公平に管理され、数千年もの間王国は繁栄していた。しかしクロコダイル族の王子クラッガーが割り当ての拡大を要求。チーマの平和が乱れることを懸念したライオン族はこの要求を拒否。全種族で公平に共有されることが必要であると考える。しかしクロコダイル族とライオン族の小競り合いが始まり、やがて全面戦争へと突入していく。
チーはあらゆるパワーの源であると共に、破滅をもたらす物質でもあった。そのことを理解しているのはチーマの中でもわずかなヒーロー達のみ。レジェンド・オブ・チーマはチーを巡る戦いの物語である。
今の地球をそのままテーマにしたようなストーリー設定ではないか。いかにも独善的なアメリカ人が考えそうなストーリーであることを指摘せずにはいられない。
多分にもれずこのチーマでも善と悪の組織に分かれています。設定上はライオン族が善でクロコダイル族が悪の代表だろう。しかしストーリーを読む限り、個人的にはライオン族が悪としか思えない。世界の歴史を振り返っても、長期間にわたり善政を敷いた支配者がいないのはゆるぎのない事実。ましてや数千年も支配者層にとどまっていれば腐敗しない方がおかしい。チー鉱石を独占することによって圧倒的な力をその手に握り支配者として君臨するライオン族、民をかえりみない悪政を打破するために立ち上がったクロコダイル族!というのが個人的な脳内設定。
チーマはスピードーで鉱石を奪い合う
レジェンド・オブ・チーマは位置づけとしてはニンジャゴー後継の対戦シリーズ。ニンジャゴー同様、乗り物とカードで戦う。
ニンジャゴーではスピナーという回転台にミニフィグを載せて戦わせることができたが、チーマでは「スピードー」というバイク型の乗り物でを走らせる。
リップコードと呼ばれる棒状の部品をタイヤの脇にさして思い切り引くとスピードーが勢いよく走りだす仕組み。これで障害物を倒したり乗り越えたりして6個のチークリスタルを奪い合う。先に倒した方が勝ち、転がったチーを拾った方が勝ち等のルール。
»スピードー遊び方チュートリアルビデオ@米国Lego.com
ニンジャゴーでは手でスピナーを回していましたが、こういうのでギュインと回せればもっと人気出るんじゃないの?と思う。そしたらチーマではそれが導入されました。
ニンジャゴーに比べて残念なのは、ミニフィグ対ミニフィグという戦い方ではなくなったという点。リップコードで勢いよくまわしたもので直接対戦方式にすればよかったのにと思う。戦いというよりはゲームで争う形。
付属のカードでも勝負!
そしてカードでも勝負ができます。各カードにはキャラの絵が描かれており、それぞれ4つのエレメントInstinct(直感)/Speed(スピード)/Courage(勇気)/Strength(力)に割り当てられた数値が記載されています。どの値を適用するかミニフィグ戦で勝った方が決め、数値が大きい方が勝ちでチークリスタルを2個もらえる。チークリスタルを1個使うとカード中央の数値を加えることもできるようです。
親子で、友達同士で、ぜひバトルを楽しもう!
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