長年レゴ(R)を見てきて改善の余地があるなと思ったこととその現状

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レゴ(R)でいまいちだと感じていたこと

最近のレゴ(R)は大型セットを中心に完成度が増す一方だが、中には「おそらくLEGOグループ内でも懸案事項になっているはずと個人的に思うことがいくつかあった。代表的なのは以下の四つである。

  • ホットドッグのパンがない問題
  • ライフジャケットの首の隙間問題
  • フリックミサイルしょぼすぎ問題
  • 子供の足が曲がらない問題

この四つは品質にこだわるレゴ(R)らしからぬ中途半端な状態で製品化されているな、と個人的には思っていた。その詳細を以下に記す。

ホットドッグのパンがない問題

以前はレゴ(R)でファーストフードと言えばソーセージだった。ホットドッグではなくソーセージ

その理由はソーセージパーツはあったのに、ホットドッグのパンのパーツがなかったからである。だが現実のファーストフード店で売っているのはホットドッグであってソーセージではない。

これは改善されるべきだと思っていたら、2016年にようやくホットドッグのパン(ホットドッグ・バン)のパーツが導入された。パンとソーセージの両パーツを組み合わせてホットドッグが作れるようになったのである。

ソーセージパーツは2000年前後からあるが一般的なミニフィグが入っているセットに使われるようになったのは2010年頃だと思われる。

ソーセージの導入開始を2010年だとしてもホットドッグが実現するまでに6年かかっている。その後ホットドッグパンはシティやフレンズで幅広く使われるようになった。

結論:ホットドッグのパンがない問題は、新型パンパーツ導入により解決された。

車内の売店でホットドッグが売ってる列車セット
レゴ(R)LEGO(R)シティ ハイスピード・トレイン 60197

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レゴ(R)ミニフィグ4体:乗客2、車掌とアテンダントが含まれる。ブルートゥース・リモコン付き。10スピードのブルートゥース・リモコンで電車を走らせよう。

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ライフジャケットの首の隙間問題

2018年前半まで使われていたライフジャケットパーツは2010年に導入された。だがこのライフジャケットには首に隙間ができるという欠点があった

この欠点は長らく放置されていたが、2018年後半から導入された新型ライフジャケットパーツにより克服された。新型は胸元が開かないデザインのため隙間ができない。

2018年版新型ライフジャケットは2019年1月3日現在では60202シティのアウトドア60240カヤックとオフロードカーの2セットのみに採用されている。前の首の隙間ができるライフジャケットパーツは廃止になり、今後は完全に新型に切り替わるだろう。

それよりも従来の隙間ができるライフジャケットは正直なところ設計ミスだと思うが、なぜデザイン段階でストップがかからなかったのか不思議である。

結論:ライフジャケットの首に隙間ができる問題は、2018年版の新型ライフジャケットが従来品に完全に置き換われば解決。

2018年版新型ライフジャケット入りのセット
レゴ(R)LEGO(R) シティ カヤックとオフロードカー 60240

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フリックミサイルしょぼすぎ問題

レゴ(R)で実際に遊べる攻撃機能と言えば以前は「フリックミサイル」だった(フリックファイヤーミサイルとも言う)。主にスターウォーズシリーズで使われていた。

フリックミサイルというのは発射台にはめたミサイルを、後ろからデコピンの要領で指ではじいて飛ばすミサイルである。

映画スターウォーズの武器と言えばミサイルではなくレーザーなのに、フリックミサイルにはレーザー感がまったくなかった。そもそもデコピンで飛ばすミサイルというのが間抜けだし指が痛くなる。

フリックミサイルはとうてい子供が満足できるような完成度の装置ではなく改善の余地があると思った。その結果2014年にスタッドシューターとスプリング式シューターが登場。

スタッドシューターはレーザー感は少ないが飛ばすのが簡単。小型パーツなので手持ちの銃などによく使われる。六連スタッドシューターというのもある。欠点は弾がなくなりやすいこと。

スプリング式シューターは弾が赤や緑のレーザーの形をしており、映画スターウォーズの武器を見事に再現した画期的な装置である。ちょっと触るだけでスプリングの力で簡単に勢い良く弾を撃つことができる。

スプリング式シューターの弱点は小型化できないので手持ちブラスターには使えない点。ブラスターにも使えるスプリング式シューターができれば完璧。

結論:フリックミサイル(フリックファイヤーミサイル)はほぼ消滅。スプリング式シューターとスタッドシューターに完全に置き換わり、フリックミサイルがしょぼすぎる問題は解決した。

2019年1月3日追記:消滅したかと思われたフリックミサイルが2019年版スター・ウォーズ新製品の複数セットでまた復活採用された。

スプリング式シューター装備のXウィング最新セット
レゴ(R)LEGO(R)スター・ウォーズ Xウィング・スターファイター 75218

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着陸ギアを持ち上げて、宇宙に突入だ。レバーを押しウイングを攻撃モードにしたら、スタッドシューターとスプリング式シューターを発射しよう!

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子供ミニフィグの足が曲がらない問題

レゴ(R)のミニフィグは大人と子供を区別するため、子供には短足パーツが使われる。

しかしこの短足パーツは一体成型なので足が曲がらないという欠点がある。

遊園地セットや乗り物セットには子供ミニフィグがよく入っているが、彼らの足は曲がらないので座席に座ることができない。ずっと立っているしかなくて見てて不憫になる。

ミニフィグの短足パーツは2002年に導入されたが、LEGOグループも立ちっぱなしをどうにかしたいと考えていたと思う。

その結果16年後の2018年にとうとう動く短足パーツが導入された(71022ハリーポッターのコレクタブルミニフィグ)。

これでこの問題は解決したかと思われたがそうはいかなかった。なぜなら動く短足は従来の短足より若干長いため完全な代替品とは言えないからである

動く短足は若干長いため従来品に比べ子供感が少なく、どちらかというと中学生ぐらいのキャラ向きに思える。だがレゴ(R)には基本的に中学生はいないので正直使いどころが難しい。

2019年1月現在動く短足発売から半年が経ったが今のところハリーポッターのミニフィギュアにしか採用されていない。※2019年11月追記:スター・ウォーズのパドメにも採用されている。

結論:子供の足が曲がらない問題は現時点では未解決。動く短足が従来の短足に完全に置き換わるのか。そうでないならどのようなキャラに対して使われるのか。今後に注目したい。

動く短足が採用されているハリー・ポッターのミニフィグセットを見る
レゴ(R)LEGO(R) ミニフィギュア「ハリー・ポッター」&「ファンタスティック・ビースト」 シリーズ60個入 71022

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