レゴ(R)ブロックファンによる投稿作品が実際に製品化される仕組みで知られるレゴ(R)アイデアが開催した、90年代の映像作品をテーマにしたコンテスト。その結果発表が2度にわたって延期されている。グランプリ作品はそれぞれ製品化される予定のため、ファンの間で注目が高まっている。
今回のコンテストは、異なるサイズで2回に分けて実施された。第1回は1000ピースから5000ピースの大型作品を対象に、第2回は200ピースから1000ピースの中小型作品を対象としており、いずれも過去の名作映画やテレビ番組を題材にした作品を募集した。
当初は両コンテストの結果が6月2日に発表される予定だったが、その後6月13日に延期され、さらに再び6月26日以降へと先送りされている。発表は第1回と第2回で時期をずらして個別に行われる可能性が高い。
この90年代テーマの企画には、多くの人気タイトルを題材とした意欲作が集まった。最終候補は、運営チームによって選ばれた5作品ずつに絞られ、そこからファン投票が実施された。なお、ファン投票は重要な参考材料とされるが、最終的なグランプリの決定は運営チームの判断によって行われる。
第1回コンテストのファイナリストは、「フィフス・エレメント」「シザーハンズ」「X-ファイル」「バフィー 恋する十字架」「ジュマンジ」の5作品。
X-ファイル
一方、第2回では「フォレスト・ガンプ」「ウォレスとグルミット」「バフィー 恋する十字架」「Mighty DAX」「Mr.ビーン」が選出された。
ウォレスとグルミット
いずれの回でも、最終的に選ばれた1作品が製品化される予定だ。懐かしの90年代の映像作品をテーマとしたラインナップだけに、ファンの期待も高まっている。
結果発表が2度延期された理由について、レゴ(R)グループから公式な説明は出ていない。ただし状況からは、いくつかの要因が影響している可能性が考えられる。
候補作品の多くが著名な映像作品をもとにしているため、まず考えられるのがライセンス交渉の難航だ。とくに複数の企業が関与する知的財産については、契約条件の確認や合意に時間を要することが多い。
また、グランプリ作品は実際に製品化される予定であることから、コストや部品構成などの面で技術的な検討が必要とされる。特に大型作品では、市販用に調整する過程が長引いている可能性もある。
さらに2つのコンテストが短期間で連続開催されたことにより、審査や調整のリソースに余裕がないのではないかという見方もある。ファン投票の結果をもとにしながらも、最終的な選考には多くの確認事項が絡んでいるとみられる。ただしこれらは、あくまでも外部からの推測にすぎないため、今後の公式発表を待ちたいところだ。
結果発表に先駆け、各候補作品は以下の特設ページで確認できる。お気に入りのタイトルを改めてチェックしておきたい。
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