60174 Mountain Police Headquarters
山のポリス指令基地。山の警察官にとっての警察署である。
ミニフィグとアクセサリー
警官四名は隊長、車担当、バイク担当、ヘリ担当の四名。全員紺、サンドブルー、タンを組み合わせた服装。胴体にはベストや無線機のが細かく印刷されている
泥棒三名は囚人服、ヘリパイロット、木のコスプレ。囚人以外の二人も囚人服のような縞シャツを着ている。最近は女泥棒も多いがこのセットの泥棒は全員男でヒゲ面。木のコスプレミニフィグはコレクタブルミニフィグシリーズならありそうだがシティセットに入るとかなり目立つ。
あとはピューマが付属。ピューマは首と後ろ足が動くので立たせることも可能。
木の生えた岩場
組み立てアクセサリーで木の生えた岩場がある。岩場には小さな穴があって金塊を隠しておける。この穴は普段は葉っぱで覆われている。
乗り物
このセットは乗り物が多い。警察は四駆車とオフロードバイクとヘリコプターを所有。バイクは特筆事項のない普通のオフロードバイクで車庫内に専用の駐輪スペースがある。
四駆車は山の悪路も走れるようにタイヤが普通のシティパトカーよりも大きい。ヘリコプターはテールローターがないがスピード感のあるデザイン。独立したヘリパッドがあるのでそこに駐機する。
ポリスシリーズで泥棒の乗り物といえば普通は自動車なのだが、このセットでは泥棒もヘリコプターに乗っている。機体にはフックがついていて牢屋の鉄格子を壁ごと引っ張って外すことが可能。
指令基地
指令基地は山のポリスらしく岩沿いに建てられている。レゴ(R)の建物は奥行きが薄くなりがちだがこの基地は他の警察署に比べて奥行きがあるのが特徴。
右半分の司令室棟は洞窟の岩くっついている。一階は車庫で二階が司令室。車庫は車よりもかなり天井が高くて広い。建物全体のかなりの体積を占めている。そのためこの警察署で部屋と言えば二階の小さな司令室のみ。司令室にはコーヒーメーカー、金魚の水槽、無線機、コンピュータがある。
左半分は下が洞窟でその上が牢屋。牢屋には泥棒が一人捕まっている。屋根の上に棒パーツがついているが、ヘリコプターのフックでこの棒を引っ張ると鉄格子が壁ごとはずれる。脱獄用の仕掛けである。
脱走犯を捕まえるためにこの基地にはネットシューターがある。しょっちゅう逃げられてるということなのかも。シューターの台座は回るが角度の調節はできない。ネットシューターは他のセットでも角度は変えられない。
洞窟は中にピューマを置いて後ろのピンを押すとピューマが勢い良く飛び出す仕掛けになっている。レゴ(R)ではこのピューマのように動物が人間を襲う仕掛けがたまにあるが、動物を悪者と見立てることに対して非常に違和感を感じる。他のセットではワニが人を襲う仕掛けもあった。
感想まとめ
乗り物が多くてかなり遊べる豪華な内容。ヘリコプターが二機も入ってる警察セットはこれまでなかったと思う。ただしその分基地の内装は貧弱だと思う。部屋は一部屋だけであとは牢屋と車庫だし。しかし山のポリスシリーズの実質的警察署で遊び機能もあるので山ポリ好きには特におすすめ。
最後にひとつ言いたいので書く。上にも書いたが動物が人を襲うかのような仕掛けは不快である。動物を悪者に見立てるのはレゴ(R)らしくない攻撃的な設計と言える。社内で反対もあると思う。
似たようなやつで人間が勝手に未知の世界を探検しに行って現地のモンスターと戦うというレゴ(R)オリジナルテーマもあったがあれも意味不明だった。静かに暮らしてたモンスターにとっては甚だ迷惑な話である。
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