21311 Voltron
ヴォルトロンは1984年にアメリカで放送された合体ロボットアニメだが、リブート版が現在ネットフリックスで配信されている。
アニメの表記は通常1984年版が「ボルトロン」でネトフリ版が「ヴォルトロン」なのだが、1984年版をモデルとしているレゴ(R)セットもなぜか日本語名は「ヴォルトロン」となっている。
レゴ(R)のヴォルトロンはピース数2321でアイディア製品としては史上最多。レゴ(R)が作ったロボット製品としても過去最大の大きさ。
21311 ヴォルトロンの特徴
ヴォルトロンは五頭のライオンロボが合体してひとつの人型ロボットになる合体ロボである。
ライオンはカラフルな五色のロボットで役割は以下の通り。
- 黒ライオン:胴体と頭。中心的存在。
- 青ライオン:ロボットの右足。
- 黄色ライオン:ロボットの左足。
- 緑ライオン:ロボットの左腕。
- 赤ライオン:ロボットの右腕。
大きさは胴体と頭を担当する黒ライオンが一番大きい。
次に足ライオンの青と黄色。
その次が腕ライオンの緑と赤。
各ライオンの背中には1から5の番号のステッカーを貼る。このセットのステッカーはこの番号のみ。
合体機能の説明部分のみ再生(二倍速推奨)。
合体した状態
高さは45cmとかなりの大きさ。大きな剣が付属しているが剣を持ってもボルトロンは倒れず腕には重さに耐え得る強度がある。肩部分は強度を確保するために設計段階で数十種類のパーツが試されその中から厳選されたパーツが採用されたとのこと。
ただしボルトロンは可動性が低い。肩、ひじ、手首、頭は角度調節が可能だが一方向のみで自由に動くわけではない。足と腰は完全に固定されている。
可動部が少ないことについて不満な人もいるだろう。しかしサイズ的に関節の強度確保は簡単ではないし合体も実現させなければならないことを考慮すると、この辺がデザインの限界だったのかもしれない。
感想まとめ
レゴ(R)史上最大のロボットというだけでなく五頭のライオンの合体も再現している点が見事である。だがユニークな機能を実現させるためにデザイン的な妥協点もあったようだ。
五頭のライオンは足が極端に細いがこれは合体を実現するためのデザイン的な妥協点だと言える。そしてもうひとつ中途半端なのはロボット状態で足の裏が平面に対してぴったりくっつかないこと。ちょっと斜めになって足の端が面から浮いてしまうのだ。
あとこのセットにはパイロットのミニフィグがついていない。スターウォーズのUCSでは作品自体がミニフィグサイズでなくてもとりあえず記念品的な位置づけのミニフィグをつけるのが普通である。ヴォルトロンでも実際ロボットに乗ることができないとしてもミニフィグはつけるべきだった。
主なターゲット層はヴォルトロンに思い入れのあるアメリカ人の大人だと思う。発売日は8月1日で日本国内でも同日からレゴ(R)実店舗で販売される予定。
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